2009/09/30

比較的最近まで「ねぶた」は豚の一種だと思っていた。
なので,「ねぶた祭り」はみんなに美味しい豚肉料理をふるまうような祭りだと勝手に考えて「ぜひ行ってみたい」と思っていた。


僕はこれが見たいんじゃない。美味しい豚肉料理を食べたいのだ。豚の角煮を食べたいのだ。

勘違いを無理やり真実にするために,おれ・ねぶた祭りを開催しようか。一人で。

2009/09/19

仕事の帰りに電車に乗っていたら,喫煙マナーのポスターが目に入った。それは浦島太郎がモチーフになっていて,タバコを吸う乙姫様の隣で浦島太郎が煙たがっている様子が描かれており,そこにはこんなキャッチフレーズが書かれていた。

「煙は玉手箱だけにして!」

いやちょっと待て。
玉手箱の煙を吸うと,そのとたんに老いてしまうのだろう。
まだタバコの煙のほうがマシなのではないか。少なくともすぐに老人になったりすることはないぞ。

それから,御馳走を食べている浦島太郎の隣でも,乙姫様はタバコを吸っていたのだろうか。

それではまるでキャバ嬢ではないか。

玉手箱をもらうにせよ,食事をしている隣でタバコをふかされるにせよ,どちらも僕はイヤだ。

亀がいじめられているところを目撃しても,助けないことにしよう。

2009/09/14

僕が若いころにウェイターとして働いていたレストランに,ある中年の女性客が頻繁に来ていた。それ自体はありがたいことなのだが,困ったことにこの女性,必ず何かしらの料理にケチをつけて作り直させるのだ。

僕が客の立場なら,それほど気に入らないことがあればその店には二度と行かないことにするが,この女性はそれでも度々やってくるのが不思議だった。

ある時,いつものように文句を言われたので,厨房にそのことを伝えたところ,毎度作り直させられる厨房の人間がキレてしまい,料理を作り直すのではなく 盛り付けだけをやり直してこちらに渡してきた。

それを出してみたら,その女性は何も言わずに食べていた。

ヘタに食通ぶると失敗するのだ。

2009/09/04

中学生のころ,脇腹になにやらデキモノが現れたことがあった。しばらく放置していても治る様子がなく,痛みが出始めていたので病院に行った。
このデキモノがなんなのかを先生に尋ねたところ,返ってきた答えは

ヘルペスですね」

というものだった。

今でこそインターネットもあって,ヘルペスがどういう病気なのかをすぐに調べることができるが,当時は中学生特有の偏った知識しかないため,すぐに「性病だ!」と思いこんでしまった。
しかしその当時は,性病の感染経路になる可能性がある人と接触した経験がまったくなく,なぜ自分がそのような病気に襲われたのか見当がつかなかった。それどころか,「自分は一生 女性と関係を持つことができないのではないか」という根拠のない不安まで沸き起こっていた。
実際にはそんなことはなく, 病院での治療のおかげですぐに完治したのだが。

青春のひとコマだと思っていただければ幸いである。