2006/06/20

昨日に引き続いてさるかに合戦の話。

「桃栗三年柿八年」という言葉については昨日も言及したが,種をまいてから柿が実を結ぶまで本当に8年かかっていたとしたら,親蟹はずいぶん長生きをしている気がする。そして子蟹たちが猿に敵討ちをしているということは,お父さんの蟹は柿が実を結ぶより先に寿命が尽きていたということなのではないか。

または「ハサミでちょん切るぞ」という脅し文句にびびった柿が急いで成長したとしたら,それは柿にも人格が備わっていたことを示唆するのだろう。
というか,蟹が柿なんか食べようとするのが,そもそもの間違いではないのか。 栗は仲間として迎えているくせに,柿は食糧扱いか。

僕のような心の汚い大人は,昔話を無邪気に楽しむ子供たちにとっては有害である,という教訓。

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