どういう話の流れだったか忘れてしまったが，以前に友人と会話をしている中で，彼が「ピアノの調教」ということを口にした。

調教？

どうやらピアノの調律と言いたかったみたいなのだが，まったく気づいていないようだった。

とりあえずそこに突っ込むのは遠慮したけれども，僕の頭の中では，チューニングの狂ったピアノをムチでバシバシたたいている様子が浮かんでいた。それで本当にばっちりチューニングができるならば，世界初のピアノの調教師になれるのかもしれない。

需要があるかどうかは知らないが。

僕の使っているPHSにインストールされている，Bubble Breakerというゲームが面白い。実に単純なゲームなのだが，電車に乗っている時などのちょっとした間に遊んでしまう。

さて，とあるサイトにこのゲームの必勝法が書かれていた。
いかにして高得点を取るかに関する，ちょっとしたテクニックが多数掲載されていたのだが，最後に究極の方法として紹介されていたテクニックはこれだ。

高得点が取れそうな時だけプレイする。

それはテクニックと言っていいのだろうか。
うまくいきそうにない時はプレイしないってのは，昔ファミコンで不利になるとすぐにリセットをするとか，将棋で負けそうになると将棋盤ごとひっくり返すのと変わらないのでは。

ジャイアン向きのゲームなのか。

連日30度を軽く超える気温が続いているせいで，ちょっと外出するとまたたく間に汗がにじんでくる。なるべく外に出たくない。特に仕事中はスーツを着て外出することが多いので，ズボンの裏地が汗で足にはりつくのがとても気持ち悪い。

先日，パソコン本体の納品で客先に出向いたのだが，この相手の方が年配の女性で，なんというか，ずぼらな人だった。机がものすごく散らかっていて，パソコン本体を箱から出して作業を行なうスペースもないのだ。

しかしそんなことより，僕が気になったのはにおいだ。
はっきり書いてしまえば，わきがのにおいが漂ってくるのだ。

そのことに気づいた時，最初は自分が汗だくだったので，自分が臭いのではないかと疑ったのだが，この女性に近づいた時だけ におってくるので，においの元はどうやら彼女だ。
相手が業務担当者なので，僕は話をせざるを得なかったのだが，鼻で呼吸しないように努力していたのだ。

僕の作業費を多めに請求してやろうかな。