銀河英雄伝説という小説がある。小説は10巻まであり，その他に外伝4冊も執筆されている。アニメにもなり，DVDで40枚以上にもなる大長編だ。僕も好きで，小説は全巻そろえている。
ウチの社長も好きらしいのだが，いつも略して「ぎんゆうでん」と呼ぶのはどうだろう。確かに一般的には略称として「銀英伝」と呼ばれているのは知っているが，「ぎんゆうでん」と呼んでいる人をウチの社長以外に知らない。

以前にも社長はスクリプトのことを「スプリクト」と発音することを書いたが，彼は考える前に発言するクセがあるので，どうやら直らないらしい。

もしかしてわざと言っているのか。
僕はタケオキクチのことを昔からわざと「タケチキクオ」と呼んでいたが，それと同じなのか。

いや，違うはずだ。
どうも僕と社長はいささか趣味が似ているみたいだが，全力で否定することにする。

僕はコーヒーが大好きで，自宅でも事務所でも頻繁に飲んでいる。
そのせいか，トイレで用を足す時にコーヒーの香りが漂ってくるのだ。

なんなんだ。

念のために書いておくが，僕はスカトロが大嫌いなのだ。しかしもしかして，ごく普通の人がマニアになってしまうきっかけはこんなところにあるのではないかと思った。
いや，本当にスカトロはだめですよ。本当だってば。

永田町で海賊を見た。

いきなりなんの話だろうと思われるかもしれないが，僕が見たのは海賊としか形容できない人物だった。
なにしろその男性は白ひげをたくわえ，昔タモリが着けていたような眼帯を片目に着けていたのだ。
これで片手がフックになっていたり，片足が棒になっていたり，肩にオウムを乗せていれば完璧だったのだが，残念ながらそれはなかった。

しかし今 思い出してもあれは現実だったのか自信がない。

今日は天気がよいので布団を干していた。
干す時に布団たたきでパタパタたたいたところ，ものすごい量のホコリが出るのが見える。
いくらたたいてもホコリが止まることはなく，いつまでも際限なくホコリが出てくる。

この布団は中が羽毛のはずなのだが，もしかして本当は羽毛の代わりにホコリが入っているのではないか。

という疑問が頭をよぎったためか，延々布団をたたいた結果，気がついたら手の皮がむけていた。

電車で座席に座っていたら，僕の目の前に後から乗ってきた女の子2人組が立った。
その2人が言っていたことなのだが，恐らく岩盤浴のことを指していいたかったのだろう。

「ほら，溶岩浴ってあるじゃん」

ねえよ。

相手の子はそれにつっこみもせず，普通に会話は続いていた。
僕が知らないだけで，溶岩浴があるのか。

調べてみたらあった。

にもかかわらず，心の中で爆笑していた。
ごめんなさい。